◆ スピード違反 生活道路重点へ


「事故防止」の為に生活道路中心に変えますって言われてもねぇ。

これまでは幹線道路などでの取り締まりが中心だったが、警察庁は方針を転換。歩行者など「交通弱者」が巻き込まれる事故を減らすため、生活道路や通学路などでの取り締まりに力を入れる。そのために、小型の速度自動測定器の導入も検討する。

表向きの主旨としては、そうなるのが当然で、これはこれでええんやけど、問題は「交通安全対策特別交付金」っちゅう「予算」があるって事。

「交通安全対策特別交付金」っちゅうのは、反則金を都道府県に戻して、ガードレールとか信号をつくる為の「予算」なんやけど、問題なのはこれが予算化されてるって事。

予算ってのは、前年度に組んで、「これぐらいの収入があるやろうから、来年度これだけ使います」ってもんやん。

って事は、スピード違反だの駐禁だのを取り締まる前に、取り締まる「目標額」が設定されてるって事。

しかも、これ予算を下回った事がない(笑)

で、これの算出方法なんやけど、総務省が出してる「交通安全対策特別交付金制度の概要」によると…

交付基準各地方公共団体の区域内における交通事故発生件数、人口集中地区人口及び改良済道路延長を配分指標として、それぞれ2:1:1の割合で交付額の算定をする。

「事故発生件数」を元に算出してると。

「事故防止」だの何だの言うたところで、事故が減ったら「予算」が減る。

ようするに、事故が減ったら困るようになっとるねん。

しかも、ガードレールだの信号、標識をつくるとこってのは、ほぼ警察の天下り先。

さぁ、どうしましょう(笑)

事故が減ると警察OBの飯が食えんようになるんやから、事故は減らせませんわな。

事故は減らしたくない、「ノルマ」はきっちり達成したいって思いが、交通違反の検挙数に表われてる。

交通違反の検挙数トップ5は…

1位:スピード違反(30%)

2位:駐車違反(17%)

3位:携帯電話使用違反(16%)

4位:一時不停止(14%)

5位:通行禁止(10%)


ここで注目したいのは1位のスピード違反と2位の駐車違反な。

スピード違反はほとんどが30キロオーバー未満やし、駐禁も短時間の「放置駐車違反」がほとんど。

何でか?

スピード違反は30キロ以上になると反則金から罰金になるし、駐禁も長時間になると反則金から罰金になるからやねんな(笑)

反則金は警察が使えるけど、罰金は一般財源になる。

だから、あれだけキャンペーンを張ってる「飲酒」も検挙数は0.6%しかない。

これも「罰金」やからな。

まぁ、「違反者が少ないから検挙数も少ない」って言われりゃそうなんかもしれんけど、こういう穿った見方もできると(笑)

ちゅうか、「ねずみ取り」とか、隠れてコソコソやっとる一旦停止とか、駐禁とかと比べると明らかに飲酒検問って少ないやん。

これって、やっぱり「やりたくない」からとちゃうん?(笑)

反則金が取れる軽微な違反は一生懸命やるけど、罰金になる重大な違反はあんまりやりたくないってのが透けて見えるのは気のせいか?(笑)

「事故防止」とは言うものの、事故防止に繋がる重大な違反を取り締まっても警察にカネが入らんからやりたくないってのが警察の本音やろ。

何にしても、「交通安全対策特別交付金」っちゅう制度がある以上、事故防止とは無関係にコソコソ取り締まるのは減らんと思うし、事故防止にも繋がらん。

こういう予算をなくして、必要なガードレールやら信号は一般財源でつくるようにして、競争入札にするべきですな。

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