◆ 無法状態 お泊まりデイの実態


こういう事ができるヤツが「介護」に就こうと思うのが分からん。

宿泊サービス付きの通所介護事業所「お泊まりデイ」に関して読売新聞が行った自治体へのアンケート調査では、一部の施設が、利用者を狭いスペースで雑魚寝させたり、大声を出さないよう口に粘着テープを貼る虐待をしたりしていたことも判明した。

狭いスペースに雑魚寝させるってのは、良いか悪いかは別にして、「利益優先」って事を考えりゃ分からんでもないんやけど、現場で介護するヤツが年寄りの口にテープ貼るってのが分からん。

まぁ、利益優先の劣悪な環境で「作業」しようと思えば、年寄りが騒がず大人しいってのが必要条件になるから、テープにしろ猿ぐつわにしろ、時には手錠なんかも利用して、自由を奪った方が作業がしやすいってのは分かる。

けど、仮にも介護に就こうと思った人間がやで、年寄りに対して何でそんな事ができるんやろな。

別にカネが良いわけでもないし、最初からハードなのは分かっとるわけで、それでも介護に就こうと思うって事は、好きでやっとるんやろ?

年寄りが好きとか、年寄りを大事にとか、そういう気持ちがあるからやるんとちゃうん?

長年やってると、そういう感情もなくなって、ただただ「効率」を追い求めて、年寄りをモノ扱いするようになるんやろか?

「正義の味方」になりたくてお巡りになったのに、組織に毒されて、悪に染まるみたいなもんか。

個人的には、介護なんか絶対できんし、オイラが介護職に就いたとしたら、テープも手錠もできると思うんで、良いか悪いかは別にして、そういう事になるのは理解できるんやけど、そういう事ができるヤツは介護に就いたらあかんやろ。

そもそも、思い通りに動かん年寄りが相手やのに、効率を考えて思い通りに動かそうと思うからこうなる。

人手が足らんからって、介護に興味もなけりゃ、年寄りが嫌いな人間でも受け入れとるんやろうけど、こういうのはやめて欲しいもんですな。

介護に興味があって、年寄りが好きな人間が介護職じゃ生活できんって事で断念してる現状もあるわけで、政府が補助金を出すなり、労働環境を整えて、ほんまにやりたい人だけができるようにして欲しいもんです。

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