◆ 建国の物語さえ知らぬ高校生98%


日本人なら「建国の物語」は知っといて欲しいとは思うけど、そもそも教えられてへんからねぇ。

オイラが「日本神話」書いた時も知らん人の方が多かったもん。

日本神話

こういう物語(古事記)は、日本人として知っといて欲しいとは思うけど、「神武天皇」「橿原神宮」を強調してる「建国記念の日」は、ちょっと意味合いが違ってくる。

「建国記念の日(紀元節)」は、明治政府が「皇国臣民」を強いる為につくりあげたもの。

紀元節

だから、「2月11日」っちゅう日付も明治政府の都合やし、橿原神宮も明治政府が建てた。

「天皇を中心とした国柄」ってのは、日本人の道徳心の源にもなってるんで、キリスト教みたいな絶対的な価値観を持たん日本人には良かった側面もあるけど、「皇国臣民」「皇民化教育」ってのは、最終的に「天皇に命を捧げる」「天皇の為に死ね」ってとこに行き着く。

それで何が起こったかっちゅうと、「特攻隊」っちゅう頭のおかしい作戦に行き着いて、その作戦を疑わん国民に育った。

元を辿れば、明治政府のつくったこの「建国記念の日(紀元節)」に行き着くねん。

高校生の98%が知らん事を嘆くなら、この日ができた背景も言わな不公平やで。

ちゅうか、これを「歴史教育」に絡めて批判するのは間違ってると思う。

「歴史を学ぶ」「伝統を守る」ってのは大事な事やし、そういう事は伝えていかなあかんとも思うけど、「特攻隊」に絡むものは、徹底的に否定するべきやと思う。

今の日本は、「特攻隊」の「悲劇」を強調し過ぎて、特攻隊を全否定するとこまでいけてない。

「特攻隊員」の精神は素晴らしいし、特攻隊員に畏敬の念を持つのは当然なんやけど、それが強すぎると、特攻を否定できんようになる。

「特攻隊員」に畏敬の念を持ちながら、「特攻」っちゅう作戦を全否定するのは難しい作業やけど…

そういう背景があるから、「建国記念の日」の成り立ちを高校生の98%が知らんってのは、むしろ「健全」なんかもしれんな。

個人的には、そういう事も知って、その上で否定して欲しいけど…

ちゅうか、やっぱり「物語」自体は、日本人として知っといて欲しいとは思う。

古事記は、だいぶ「擬人化」されてるから、フィクション扱いされるけど、そこは怨霊とか鬼とかが身近におった時代の人が考えた事。

個人的には、ベースになってる「史実」は存在してると思うんで、「物語」を知る事で、日本の成り立ちを感覚的に知る事ができる。

なので、アニメか何かで、学校で見せるぐらいはやって欲しいと思います。

とにかく、古事記は面白いので、日本人なら1度は読んどいて下さい、

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とんでもなく面白い『古事記』


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