◆ 母親 シッターと料金トラブル


死んだ子供の名前が公表されて…

遺体で見つかったのは横浜市磯子区の無職女性(22)の長男、山田龍琥(りく)君(2)。

やっぱりかと思った以上に驚いたのが…

女性によると昨年、インターネットを通じて物袋容疑者に子ども2人を月8000円で週2回預ける契約を5カ月前後結んだ。

今、3月やから昨年、5ヶ月の契約を結んだって事は、今、8ヶ月の子供は生後まもなくって事になるんやけど…

そんな子供を週2回預かって月8000円って、そんな事あり得るんやろか?

2人で8000円って事は1人4000円。

週2回って事は月8回って事なわけで、そうなると1回500円。

ペットホテルでもそんな料金ないやろ。

こんな料金で「料金トラブル」って…

料金でトラブる以前に色々トラブるっちゅうの。

何ぼカネがないからって、そんな料金で子供をよう預けるなぁ。

今回がいくらか知らんけど、こんな料金じゃ死んでも文句言えんのちゃうか?

だいたい1回500円やと、ミルク代にもならんのとちゃうん?

そもそも1回500円でビジネスとして成立すんのかね。

生後間もない赤ちゃんなんか、5000円でもしんどいやろ。

それを何も考えず、「安い」ってだけで預けられる神経に驚くわ。

いくらデフレとはいえ、この料金で預ける方も仕事を受ける方も頭がおかしいとしか思えん。

で、他のベビーシッターがどの程度かっちゅうと…

男児死亡事件で注目、「ベビーシッター」紹介サイト なぜ母親たちは利用せざるをえないのか

この記事によると、

あるサイトでは「派遣型サービスの平均料金が2000円前後に対し、1000円前後が相場」(1時間当たり)と説明している。

1時間1000円が相場と。

1回500円が何時間なんか分からんけど、少なくとも1時間1000円よりも安いと。

ちゅうか、1時間1000円でも生後間もない赤ちゃんは見てられんって。

1時間1000円で、人件費やらもろもろの経費を賄おうとしたら、少なくとも4、5人は1人で見なあかんようになるわけで、乳幼児を1人で4、5人も見てられへんやろ。

何かしら補助金でも出てるなら別やけど…

とはいえ、これ以上の値段になると、シングルマザーの時給より高くなるから、それなら預けるより休んだ方がマシって事にもなるし…

まぁ、そもそも、生後間もない赤ちゃんがおるのに働くってのがおかしな話なんやけど…

生活保護は門前払いやし、頼れるとこもないしとなりゃ、働かなしゃあないんやけど、こういう状況じゃ生きて行くのも大変ですな。

昨年の満島ひかり主演のドラマ「Woman」でシングルマザーの過酷さってのを知ったつもりになってたけど、現実はもっと過酷なんやな。

何か、自民党が…

自民が「婚活」後押し=未婚率半減目指す

自民党に限らず、地方自治体でも、「少子化対策」って事で、「婚活支援」を議論しとるけど、こういう問題から目を背けて、「結婚しろ」「子供を産め」っちゅうてもどうにもならんやろ。

ちゅうか、移民政策でもそうやけど、この国の政治家、官僚ってのは、有史以来「数合わせ」しか考えられんのな。

先の大戦でも「数合わせ」だけ考えて、人間は飯を食わんと動けんようになるって事を考えとらんから、大量動員しながら、大量に餓死させとるし、秀吉の朝鮮出兵でもほとんどが餓死。

零戦の設計思想なんかも、軽量化に軽量化を重ねて、当時は世界一の性能を誇ったけど、パイロットの安全性は微塵も考えてなかった。

グラマンは、パイロットの安全性を第一に考えて設計してたから、当初は機体が重すぎて、零戦に遅れを取ってたけど、その差をパワーで補えるようになったら…

結果はご存じの通り。

日本は、更に軽量化を図って、資源がないって事もあったけど、ベニヤ板の戦闘機やらボートを開発し出すんやからなぁ。

で、どんどん優秀なパイロットが死ぬ事になって、若者が飛行訓練もそこそこに実戦投入されて無駄死にに。

で、どうせ無駄死にするなら、せめて相手を道連れにって事で「神風特攻隊」って発想になる。

全体の数さえ合えば、1人がどうなろうとどうでも良いって考える日本と、1人の「命」を大事にして、全体を底上げするって考えるアメリカが戦えば、国力の差以前に、考え方の差で負けてるわな。

この国の政治家、官僚ってのは、この頃の「発想」から何にも進歩してない。

だから「増やす」事は考えられるけど、「守る」事は考えられへん。

まず、守らん事にゃ増えんし、増やしても意味がない。

朝鮮出兵から何百年、先の大戦から何十年も経ってるのに、何でそこが分からんのやろな。

何にしても、こういうサイトの利用者が既に1万人を超えてるわけで、「婚活支援」みたいな的外れな「少子化対策」を議論してる暇はない。

単に「規制」したら、今度はそこにすら預けられん人も出てくるから、「規制」だけを考えるんやなくて、どうやって「支援」していくかを考えるべき。

「産めよ増やせよ」って言うのなら、その後もちゃんと面倒みろっちゅうの。

とにかく、前回の瓦版でも書いたけど、「子供を産め」って言うよりも、安心して子育てできて、子供が死なん、子供を殺させん「社会」の実現の為にもっと予算を割いて欲しいもんです。

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子どもと保育が消えてゆく―「子ども・子育て新システム」と保育破壊


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