報告によると、人身取引の被害者のうち48人は女性。国籍別では日本に次いで多かったのがタイの9人。フィリピン8人、カンボジア7人−と続いた。18歳未満は全体で13人に上り、うち12人が日本人だった。
日本人は出会い系サイトを通じた売春強要が多く、芸能プロダクションに所属していた女性を拒否できない状況に追い込み、アダルトビデオ制作会社に派遣していた事例も1件あった。外国人はホステスとしての強制労働や、風俗店での売春強要が多かった。
これでもだいぶ減っとるねんな。
国務省報告書の分類
Tier1 |
基準を満たす |
Tier2 |
基準は満たさないが努力中 |
Tier2 WatchList |
基準は満たさないが努力中で被害者数が顕著、かつ前年より改善が見られない、または次年以降の改善を約束しない |
Tier3 |
基準を満たさず努力も不足 |
2015年
2015年国務省報告書によるランキングは以下の通り。
・Tier1:オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チリ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、アイルランド、イスラエル、イタリア、ニュージーランド、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ合衆国、大韓民国、台湾等、31の国と地域
・Tier2:アフガニスタン、アルバニア、アンゴラ、アルゼンチン、バングラデシュ、バーレーン、ベニン、ブラジル、コロンビア、クロアチア、キプロス、エクアドル、ジョージア、ギリシア、ホンジュラス、ハンガリー、インド、インドネシア、イラク、ヨルダン、ケニア、コソボ、メキシコ、モンゴル、モンテネグロ、モロッコ、オマーン、パラオ、ペルー、フィリピン、ルーマニア、ルワンダ、セルビア、スロベニア、トーゴ、トルコ、アラブ首長国連邦、ウルグアイ、ベトナム、ザンビア、日本、香港等、89の国と地域
・Tier2 WatchList: ボリビア、ブルガリア、ビルマ、カンボジア、中華人民共和国、キューバ、エジプト、ガーナ、ハイチ、ジャマイカ、ラオス、レバノン、マレーシア、マリ、パキスタン、カタール、サウジアラビア、スリランカ、スーダン、タンザニア、チュニジア、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタン等、44の国と地域
・Tier3: アルジェリア、ベラルーシ、ベリーズ、ブルンジ、ガンビア、イラン、北朝鮮、クウェート、リビア、ロシア、南スーダン、シリア、タイ、イエメン、ベネズエラ、ジンバブエ等、23の国と地域
・Special Case: ソマリアのみ