米ミネソタ州の女性がYouTubeで恋人を誤って射殺し、過失致死の疑いで逮捕された。検察によると、ソーシャルメディアで注目を集めようとした「見世物」のはずだったという。
調べによると、モナリサ・ペレス容疑者(19)は26日、分厚い本を胸にあてた恋人のペドロ・ルイスさんを50口径の「デザート・イーグル」短銃で撃つ様子をYouTubeで実況中継していた疑い。二人はハードカバーの百科事典なら、銃弾は貫通しないと思っていたという。
二人の3歳になる子供と、近隣住民30人が一部始終を目撃していたという。
回転式拳銃に使用される.357マグナム弾を使用するタイプが1979年に開発・発売され話題となったが、.357マグナム弾の細長い形状とリムド(有起縁)薬莢のために、5、6回に1回程度の割合で排莢不良や次弾装填不良が発生し、評判は芳しくないものだった。
その後発売された.44マグナム版では、薬莢が太くなったこともあって作動が良好となり、人気が上昇。リムレス(無起縁)薬莢を用いる.50AE版で大口径マグナム自動拳銃としての地位を確立した。
.50AEは、発売当時、最強の威力を持つ拳銃用弾薬とされており、現在でも一般販売される自動拳銃用弾薬としては最大の威力を持つ。
警察は、26日の事件を撮影していたカメラ2台を押収。容疑者は自宅外で、約30センチ離れた距離からルイスさんの胸に発砲したという。