5日午後11時35分ごろ、西成区玉出中の路上でパトロール中の警察官に男が「何、道路の真ん中を走っとんねん」と話しかけてきました。
警察官が男に事情を聴こうとしたところ、包丁を突きつけてきたため上空に向け1発威嚇発砲しました。
警察は住居不詳・無職の林勝也容疑者(47)を公務執行妨害の現行犯で逮捕、林容疑者は「包丁は持っていたが、警察官には向けていない」と容疑を否認しています。
暴動の現場となっているあいりん地区は、東京の山谷とともにドヤ街(寄せ場)として有名な地域である。
日雇い労働者の労働条件は決して良くはなく、手配師及びそれらを束ねる暴力団などにピンハネされるなど、鬱積した感情が高まっており、暴動発生の温床となっていた。最初の暴動は1961年に発生している。その頃の暴動は、ある意味「自然発生的」な暴動事件であった。
そして1970年代に入ると、 日本の新左翼が窮民革命論を掲げてドヤ街に乗り込み、日雇い労働者を煽動するようになった。第9次暴動から第21次暴動までの13件の暴動は70年代前半に集中している。その頃になると扇動者による計画的な暴動になってきている。
1973年6月の第21次暴動を最後に17年間の空白があったが、1990年に第22次暴動が発生した。平成時代に入って日本で起きた最初の暴動事件であった。
1992年の第23次暴動から16年経った2008年、第24次暴動が発生した。
大阪府警は「適正な拳銃の使用だった」としています。