石橋和歩容疑者(25)は6月、神奈川県の東名高速で、ワゴン車の前に車を止めて進路をふさいで事故を引き起こし、ワゴン車に乗っていた萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)を死亡させた疑いなどが持たれています。その後の捜査関係者への取材で、石橋容疑者は東名高速や山口県での交通トラブル以外に少なくとも5回以上、交通違反で取り締まりを受けていたことが分かりました。スピード違反のほか、シートベルト着用義務違反や右左折禁止場所の通行などでした。一方、石橋容疑者の父親がANNの取材に応じ、「息子は大人しい性格で、なぜ事件を起こしたのか全く分からない。被害者の家族にはただただ申し訳ない」と話しました。
亡くなった萩山嘉久さんは45歳、妻の友香さんは39歳だった。賠償額はどれくらいになりそうか。交通事故の裁判に詳しい谷原誠弁護士に聞いた。
「賠償額は何歳まで働くかという前提をもとに算出します。被害者の収入によって異なりますが、今回のケースではご主人は数千万円から1億円超。奥さんは家事労働を仕事とみなされ、数千万円と思われます。このほか娘さんの目の前でご両親が死亡した悲惨な事故ですから、数百万円が上乗せされることも考えられます」