路上であおり運転を繰り返し、車を衝突させてけがを負わせたとして警視庁は、千葉県船橋市芝山7丁目、自営業山田純也容疑者(47)を危険運転致傷と道交法違反(ひき逃げ)と脅迫の容疑で逮捕し、20日発表した。「相手の運転の仕方に腹を立ててやった」と話しているという。
西新井署によると、山田容疑者は10月26日午前9時ごろ、東京都足立区西新井の環七通りでワゴン車を運転中、さいたま市の男性(30)が運転する乗用車の後ろからクラクションを鳴らしたり、「おい、この野郎」と怒鳴ったりして脅迫。約1・2キロ追いかけた後、男性の車の前方をふさぐように車を接触させ、首にむち打ちのけがを負わせたまま逃げた疑いがある。
きっかけは、交差点でのささいなトラブルでした。男性が左折した際、右折しようとしていた山田容疑者は、邪魔をされたと思いクラクションを何度も鳴らしたり、窓から「おい、このやろう」などと怒鳴るなどしたということです。
調べに対し、「ゆっくり環七に入ってきて腹が立った。大してぶつけてないからケガには納得できない」と容疑を一部否認しているという。