◆ 母親を殴って死なせた息子を逮捕

60歳と84歳やと「老老介護」になるかならんかってぐらいやけど、そもそも男に介護は無理やと思うな。

介護殺人をやらかすのは、ほとんど男やけど、男は女に比べてストレス耐性が弱いし、ストレスが溜まると攻撃的になるから、結果的にこうなる。

千葉県警成田署は6日夜、自宅で母親(84)を殴ってけがをさせたとして傷害の疑いで、同県栄町竜角寺台、自称無職、小林一郎容疑者(60)を逮捕した。室内で母親の遺体が見つかり、傷害致死容疑に切り替えるか慎重に調べる。

署によると、小林容疑者は2人暮らし。母親は介護が必要な状態だったとみられ「夜中に何回も呼ばれるので、先月26日ごろ殴った」と容疑を認めている。

小林容疑者が「母親が死んでいる」と6日午前、成田署に電話し、警察官が死亡を確認した。 逮捕容疑は12月26日から1月6日までの間に、母親を殴って顔にけがをさせたとしている。


映像ニュースはコチラ↓
84歳母親を殴った疑いで息子逮捕、母はその後死亡

介護疲れからの犯行ってよりは、カッとなっての突発的犯行っぽいけど、こういうのは、どうしても起り得るわな。

統計的にも…

日本における介護殺人の現場と今後の課題

介護殺人の現状と特徴

警察庁の犯罪統計によれば、2007年から2014年までの8年間に「介護・看病疲れ」を動機として検挙された殺人は356件、自殺関与は15件、傷害致死は21件であった。また殺人ではないが、内閣府の自殺統計によれば、2007年から2015年の9年間に「介護・看病疲れ」を動機とした自殺者数は2,515人、そのうち年齢が60歳以上の者は1,506人で、全体の6割を占めている。統計がとられるようになってからまだ10年も経過していないが、この間に介護・看病疲れによる死亡がこれほどまで多く発生していることに驚かされる。

介護殺人に見られる明らかな特徴の一つは、被害者は女性が多く、加害者は男性が多い点である。新聞記事を基にした筆者の分析によれば、被害者は女性が7割、加害者は男性が7割を占めた(湯原2016)。近年、男性介護者の数が増えているとはいえ、介護者全体で言えば、まだまだ女性の担い手が多いことに変わりはない。この状況を考えると、男性は女性に比べ、より同居家族の介護や看護に困難を抱えやすく、行き詰まりやすいことが推測される。その他、加害者自身も障害を抱えていたり、体調不良であったりする状況が3割の事例で確認できた。ここからは、被介護者のみならず介護者(加害者)を対象とした支援が必要だった事例がかなり含まれているのではないかとみられる。


加害者の7割が男性って事になってるし。

それにしても、今ですら、こういう「介護殺人」のニュースがしょっちゅう報道されてるけど、2025年には…

2025年問題

日本が2025年頃に本格的に直面する超高齢化社会の問題。高齢者の割合(高齢者率)がこれまでになく高まり、医療費・社会保障その他の課題にどう取り組んでいくかが大きな問題となることが指摘されている。

2025年問題における「2025年」は、戦後のいわゆるベビーブームに生まれた世代が75歳の後期高齢者の年齢に達する年であると説明される。

厚生労働省によれば、2025年には75歳以上の後期高齢者の全人口に対する割合が18パーセントを超え、65歳以上(前期高齢者)を含めた高齢者の割合は30パーセントを超える。2040年代には高齢化社会がピークに至り、人口の39パーセント以上が65歳以上の高齢者になると予測されている。


65歳以上の人口30%を超えて、2040年には39%が65歳以上になる。

こんなニュースが増えるのは確定してるわけで、ほんま、今から何とかせんとどうにもならんで。

個人的には、「安楽死」の議論も進めるべきやと思うんやけど…

「死んだらあかん」「殺したらあかん」って言うくせに、行政は何の手助けもしてくれんやん。

どうしろっちゅうの?

死ぬまで苦しめって言うてんの?

何もせんのなら、せめて「死」っちゅう選択肢も用意してあげるべきやと思うな。

何にしても、「死んだらあかん」「殺したらあかん」って言うなら、実効性のある介護政策を実行して欲しいもんです。




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