警視庁光が丘署がわいせつ事件に関する注意喚起のメールを配信した際、不審者の特徴について「(俳優・歌手の)星野源に似た男」と記載していたことが23日、同署への取材で分かった。
同署は不適切な内容だったとして訂正。文章を作成した署員は「有名で売れているので、犯人検挙につながると思った」と話しているという。
同署によると、20日午後3時ごろ、東京都練馬区北町の路上で、中学3年の女子生徒がスカートをめくられる事件が発生。署員が生徒から聞き取った情報を基に、不審者の特徴について「黒色リュックを背負った、小柄で星野源に似た男」などと記載した文章を作成した。
上司が内容を確認したが、修正されないまま、同日午後9時以降にメールを配信した。その後、外部から「問題だ」との指摘が相次ぎ、22日午後に訂正を流した。
このメールは「メールけいしちょう」の名称で、警視庁が防犯のため、登録した利用者に配信している。事件の発生状況や防犯イベントなどについて情報提供する。
光が丘署の松野和夫副署長の話 星野さんには多大なご迷惑をお掛けした。深く反省し再発防止に努める。