キリンビバレッジが4月26日にTwitterに投稿した「#午後ティー女子」のイラストに対し、「女性客をバカにしている」「不愉快」「二度と買いたくない」などの声が続出した問題で、同社の広報担当者はこのツイートを削除し謝罪。ハフポスト日本版の取材に対し、「企画段階からしかるべき社内手続きをしていたが、こうした炎上は予期できていなかった」「お客様を不快にさせてしまった結果を真摯に受け止め、削除した」と語った。
問題になったのは、「みなさんの周りにいそうな #午後ティー女子」と題されたイラスト。
自社製品「午後の紅茶」を飲んでいそうな女性として、「モデル気取り自尊心高め女子」「ロリもどき自己愛沼女子」「仕切りたがり空回り女子」「ともだち依存系女子」と名付けられた4種類の女性像を、それぞれの特徴を説明するコメントとともに紹介。
「確かに、私の周りにいる...かも!?」と思ったらリツイートしてほしいと呼びかけた。
このイラストが「午後の紅茶」が好きな女性を揶揄していると受け取った人から、戸惑いの声や怒りの声が続出。
「午後の紅茶を買ってる女性を馬鹿にしてるようにしか見えない」、「顧客を悪く描いて何が楽しいのか」「企画段階で誰もストップをかけなかったのが理解できない」などと顧客への向き合い方を疑問視する声や「イラストを見て不快になり正直買いたくなくなりました」、「女性をモノ化し、批判し、馬鹿にしている広告ですね。(中略)残念ですがもうKIRINの商品買いません」などの不買を表明する声があがった。
同社広報担当者によれば、この企画は「午後の紅茶に親しみを感じていただくためにイラストレーションを活用する」という意図で実施された。
複数のイラストレーター候補の中からつぼゆりさんが選ばれた。
この度、キリンビバレッジ公式アカウントにおける午後の紅茶の投稿について、お客様にご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます。
— キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) 2018年5月1日
多くのお客様からのご意見を受け投稿を削除いたしました。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に活かして参ります。