昨年7月から島根県浜田市の当時19歳の無職女性(20)が行方不明になっており、県警は4日、女性を同市内で発見し、同市原町の無職、佐々本薫容疑者(72)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、発表した。「誘拐したつもりはない」と容疑を否認しているという。
県警によると、佐々本容疑者は昨年7月中旬ごろ、浜田市内で女性が未成年であることを知りながら誘拐し、自宅に寝泊まりさせていた疑いがある。
今年5月3日午後6時15分ごろ、容疑者宅近くの住民から「近くで女性の泣き声が聞こえる」との通報があり、交番から署員が駆けつけ、佐々本容疑者と一緒にいる女性を発見した。佐々本容疑者を任意同行し、4日早朝、逮捕した。以前に2人に面識はなかったという。
女性は昨年7月22日夜、自宅近くの寺であった神楽の演舞を見に訪れたのを家族が見つけ、午後11時半ごろ家族と別れてから行方が分からなくなっていた。
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高橋春花
島根県浜田市の19歳の女性が今年7月から行方不明になっていて、警察は14日、公開捜査に踏み切りました。 行方不明になっているのは、島根県浜田市の無職・高橋春花さん(19)です。警察によりますと、高橋さんは7月22日の午後11時30分ごろ、市内の自宅近くの夏祭り会場で家族と別れたのを最後に行方がわからなくなりました。
高橋さんは身長158センチくらい、黒色のショートヘアーで、ふっくらとした体型だということです。また、知的障害があり、去年、地元の養護学校を卒業しましたが、日常生活に支障はなく、バスや電車にも1人で乗ることができるということです。
今月になり、家族が警察に届け出ましたが、足取りにつながる情報が少ないため、警察は14日、公開捜査に踏み切り、情報提供を呼び掛けています。