保健所と医者のやりとり
医「感染が拡大していますが、海外渡航歴や、神戸、大阪への旅行歴、感染者と思われる者との濃厚接触など無くとも、新型インフルエンザが強く疑われる症状の患者様がいた場合、発熱外来に紹介したいのですが…」
保「渡航歴や旅行、接触が無い患者さんは、普通に診察してください」
医「いやいや、そういうことではなくて。診察した上で、疑いが強かったら紹介したいといってるんですけど」
保「保健所の発熱相談センターは一般向けの回線ですので、そういった場合は結核予防課に電話してください」
医「いやいや、もう疑いが濃厚な人と診断したら、発熱外来に紹介してPCRなどをしていただきたいんですよ」
保「そういった場合でも、渡航歴などがない方はそのまま普通に治療してください」
医「だ〜か〜ら〜もう、神戸とかいってなくても感染してる人が来る可能性が高まってるでしょうに。発熱外来の連絡先を教えてください。それだけでいいですから」
保「そういった場合でも、まず医療機関様は保健所の結核予防課に連絡してください。そちらの方で発熱外来への誘導が必要か判断します」
医「いやいや、それじゃ遅いでしょ?僕が診察した上で、必要と判断した場合に紹介したいんですよ。それとも電話口で無診察治療して『大丈夫です』みたいに流すんですか?」
保「…ちょっと上に聞いてきます」
5分ぐらい経過
保「やはり、医療機関に発熱外来の場所や連絡先を教えることはできないそうです」
医「はぁ?」
保「結核予防課を通して判断し、必要と思われた患者さんだけ誘導します」
医「・・・わかりました。では保健所の結核予防課に誘導でよろしいんですね?」
保「まずは結核予防課に電話いただいて、渡航歴などの問診をし、必要なら発熱外来に誘導という形になります」
医「電話口で?いったい誰が?診もせずに? 」
保「保健所にも医者はいますので。とにかくそういう方向でお願いします。でわっ!」
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