光母子殺害・弁護側会見
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《弁護団の発言に共通するのは、主張がほとんど受け入れられなかったことに対する怒りや失望感だ》

岡田基志弁護士「被告の声が裁判所に届かなかったというか、(裁判所が)受け付けなかった。危惧(きぐ)するのはそういうものを受け付けない社会的な大きな流れが背景にあるのかなと感じた」

北潟谷仁弁護士「法医学の証拠の認定など今回の判決には問題があるが、決して無駄ではなかった。高裁が証拠をよく理解していないということが分かった」

大河内秀明弁護士「失望させられる判決」

足立修一弁護士「(判決が信用性を認めた)旧供述は重大な少年事件でありながら、弁護人の面会がほとんどない中で作り上げられた。司法に絶望しかけているけれども、事実を明らかにする中でこの判決を打ち破っていきたい」

小林修弁護士「少年に何が起きたかを知るためには、少年の供述だけに寄りかからずに、証拠を見て真実を見るのが裁判所の役割だ」

山崎吉男弁護士「最低の判決。最高裁の意向がこんなに影響があるのか」

新川登茂宣弁護士「高裁は新供述は信用できないと断定し、なぜか死刑回避の目的だと断言した。裁判所は本当のことを話したいという被告の姿勢を逆手に取っている」

《閉廷後、4人の弁護士が被告と接見した。山崎弁護士が簡潔に、そのときの様子を語った》

山崎弁護士「被告人はいたって冷静だった。マスコミに言いたいことがあるかと聞けば、『いままで記憶があいまいな部分もあり、間違っているところもあるかもしれないが自分にとって真実を今まで述べきた』と語った。それだけです」

《一通り弁護団の発言が終わり、弁護団長の本田弁護士が記者からの質問を促す》

−−上告の理由は

安田弁護士「著しく正義に反する事実誤認および量刑不当。また、従来の判例の適用を間違っている。永山判決を逸脱し、最高裁が手続きをふまえずに判例を変更し、高裁がそのままのっとった」

−−「上告審段階で安田弁護士と接見して新たな供述が出たことに対して高裁は疑問を呈しているが、なぜ変わったのかもう一度教えてほしい」

安田弁護士「裁判所は死刑を免れるためにうその供述をしたと認定しているが、前提を間違っている。最初に被告が話したのは2年前の教戒師が初めて。弁護側は教戒師に証言を求める手続きを取ったが、裁判所が採用しなかった。最高裁の呪縛(じゅばく)が極めて厳しものだったのだろう。一体何を聴き、何を見てきたのか憤りを感じる」

(3)へ続く
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