◆ がんの「もと」退治に成功

「癌幹細胞」って考えが確立したのが、ここ10年ぐらいやのに(まだ仮説の段階って話もある)もうここまで来たんやな。

癌の幹細胞が見つかったのですら白血病が1997年で、乳癌が2003年、脳腫瘍が2004年で食道癌が2005年で、肝臓癌が2005年。

で、癌幹細胞の存在を発見したけど、何で幹細胞に抗癌剤が効かんのか分からんかった。

増殖が速いがん細胞は、常に細胞分裂を行っているため、抗がん剤や放射線治療はこの分裂中の細胞を標的にしている。一方、がん幹細胞は増殖が遅く、ほとんどが増殖しない「静止期」にとどまっているため、抗がん剤などは効きにくく、再発のもとになっていた。

これが数年で再発したり、転移する元になっとるわけやけど、その原因(「静止期」)を突き止めて、とうとう癌幹細胞に効く抗癌剤を見つけたと。

九大生体防御医学研究所の中山敬一教授らの研究チームは、細胞を静止期にとどまらせる遺伝子「Fbxw7」に着目。血液のがんである白血病を発症させたマウスの同遺伝子が働かないように操作したところ、静止期にとどまるがん幹細胞が急減。このマウスに抗がん剤を投与すると、無治療のマウスや、抗がん剤のみを投与したマウスに比べ、生存率が大幅に向上した。

これが実用化されると癌の根治も夢じゃなくなると。

これはすごい発見です。

オカンが癌で死んでるし、日本人の半分は癌になるんで、癌になったら「患者よ、がんと闘うな」とか『どうせ死ぬなら「がん」がいい』って考えがベストやなって思ってたんやけど、これが実用化された積極的に癌と闘える事になる。

まぁ、どんな副作用があるか分からんので何とも言えんけど、今までの抗癌剤よりも希望が持てるし、手術するよりもずっと良いと思う。

今の癌治療って癌に殺されるより、どっちかっちゅうと治療で死ぬ事の方が多いからな。

まぁ、どんな治療法も100%なんてもんはないんで、実用化されても何かしらの弊害はあるやろうけど、とりあえずは「希望」にはなるやろな。

ちゅうか、「癌と闘わん」って選択肢しか考えられへんかったけど、もう1つ選択肢ができたのは良い事です。

個人的には、それでも「癌と闘わん」って選択をすると思うけど、多くの癌患者や、これから癌になる日本人の半分の人の為にも1日も早い実用化を心の底から願います。

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