◆ 代理出産で障害児 豪州人拒否


「欠陥品」やから受け取り拒否しますよっと。

報道によれば、代理母となったタイ人の女性(21)が昨年12月に男女の双子を出産したが、代理出産を依頼したオーストラリア人カップルは健康な女の子だけ引き取り、ダウン症候群の男の子は引き取らなかった。

「代理出産」なんちゅう選択をするって事は、自分の欲望に忠実って事の表れなんやから、そりゃ、こうなるわな。

まぁ、妊娠中にダウン症が分かって、「中絶してくれ」って言うたにも関わらず、この代理母が宗教上の理由(こんな商売してて「宗教」もくそもないと思うけど)で中絶を拒否したって事やから、「受け取り拒否」も一定の説得力はあるけど、「受け取り拒否」って事は、「死のうが生きようがどうでもいい。後は煮るなり焼くなり好きにしてくれ」って言うとんのと一緒なわけで、この先、これを双子の片割れが知ったらどうするんやろな。

ひょっとしたら、自分がその立場やったかもしれんって事を大きくなってから知ったら…

両親は、「商品」を手に入れられて満足かもしれんけど、「商品」も生き物やからねぇ。

普通の親子関係でも思い通りにいかん事の方が多いのに、代理出産で、しかも、こんな背景があったら…

想像するだけで、ゾッとする。

だいたい、こんなのが子供をもって、何を子供に教えようっちゅうんやろな。

ペットを飼う感覚なんか?

で、可愛くなくなったら、また捨てりゃええってか。

ちゅうか、引き取った方の「商品」も、この時点では「欠陥」が見つからんでも、そのうち見つかるかもしれんわけで、その時はどうすんの?

そもそも、「代理出産」なんちゅう選択をせなあかんって事は、自分らが親になる為のの機能に「欠陥」があるわけで、その「欠陥」はこんな手法を使ってでも乗り越えようとするくせに、何で子供の「欠陥」は受け入れられんやろな。

また、カネ使って、解決策を見つけりゃええがな。

それをせんのなら、自分の「欠陥」を受け入れて、親になる事を諦めるか、里親で我慢すりゃええのに。

欠陥品が欠陥品を嫌うってのもおかしな話やで。

まぁ、「同族嫌悪」って心理もあるんで、欠陥品やからこそ他人の欠陥に厳しいって事はあるけど…

何にしても、「出生前診断」に「代理出産」と医療の進歩でできる事が増えたけど、こうやって人間の欲望(エゴ)を増幅させる事に繋がってる。

「できるからやる」ってのも結構なんやけど、できる事が増えたからこそ、時には「できるけどやらん」っちゅう高度な倫理観を育てる「教育」のシステムってのが、今こそ必要なんやろな。

代理出産に限らず、できる事が増えて、法整備が追いついてないから、罪悪感もなく、やれる事は何でもやる自己中心的な人間(犯罪者予備軍)も増えてる。

科学が進歩する事は、大いに結構な話なんやけど、科学の進歩に人間の倫理観が追いついてないと、とんでもない事になるんで、宗教でも何でもええから、倫理観を育てる為の教育の義務化して、どれだけ科学が進歩しても、その悪用を止められるだけの倫理観を備えた人間を育成できる環境整備をして欲しいもんです。

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