東京都の小池百合子知事は3日、都内で記者団に対し、地域政党「都民ファーストの会」の代表を同日付で退く意向を明らかにした。
後任には、小池氏の特別秘書で同会幹事長の野田数氏が就く。
都民ファーストは、2日投開票の都議選(定数127)で追加公認を含む55人が当選、第1党に躍進した。これに対し、地方自治体の議会で首長が代表を務める政党が多数を占めると、両者が緊張関係を保つ「二元代表制」の観点から問題だとの指摘があるため、小池氏はこの点に配慮した。
今後の自民党や安倍晋三政権との連携について「政府とは、東京五輪・パラリンピックで協力関係をより深めていかなければいけない。しっかりと連携を取っていくべきところは取っていく」と強調。「私が戦ったのは自民党都連のみなさんだ」と述べた。