千葉県印西市の老人ホームで、睡眠導入剤を混ぜたお茶を同僚らに飲ませたなどとして准看護師の女が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、別の職員の飲み物に液体を混入する女の姿が撮影されていたことがわかった。不審に思った職員がスマートフォンの録画機能を作動させて離席したところ女が映っていたという。
女性職員は「映像を見て震えが止まらなかった。尊敬していたのでつらい」と話した。
千葉県印西市の老人ホームの睡眠導入剤混入事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された准看護師波田野愛子容疑者(71)と同じ施設で働いていた女性職員=当時(60)=が今年2月、施設から帰宅途中に交通事故で死亡していたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。県警は施設で睡眠導入剤の混入を繰り返していた疑いがあるとみて、死亡事故との関連を慎重に調べる。
先月、記者からの問いかけに対し、逃げるようにその場をあとにしたのは、逮捕された介護施設の元従業員・高屋律子容疑者(51)。
去年12月9日、東海市大田町の「大田デイサービスセンタールピナ」で従業員共用のお茶のポットに睡眠剤を混入させ、30代から70代の従業員の男女10人に、眠気やふらつきといった傷害を負わせた疑いで11日逮捕されました。