福岡県警八幡西署は24日、出産した乳児の遺体を自宅のゴミ箱に遺棄したとして北九州市八幡西区船越2、無職、小笠原ちひろ容疑者(26)を死体遺棄容疑で逮捕した。容疑を認めているが「なぜゴミ箱に投げ込んだか分からない」と供述しているという。
逮捕容疑は21日、自宅で出産した男児の遺体を自宅の自室ゴミ箱に遺棄したとしている。同署によると、小笠原容疑者は両親との3人暮らし。当時は自宅に1人でいた。「妊娠しているとは知らず突然自宅で産気づいた」と供述。両親も妊娠に気づいていなかったという。
出産直前まで自分が妊娠していることに気付かない人は意外と多く、その割合は、なんと600人にひとりなのだとか。そしてその傾向は、忙しい女性、肥満女性、更年期の女性に多く見られるようです。
忙しい女性や更年期の女性は「自分が妊娠するわけがない」と思い込み、妊娠の兆候を見逃してしまうことが多いよう。妊婦の中にはお腹が前に張り出さないタイプの人がいること、妊娠初期は出血しやすく、その出血を月経と勘違いしやすいこと、もともと生理不順であった女性は生理が来なくてもあまり気にしない場合があること、などの要因がいくつも重なり、出産直前まで気付かないという事態が起こりうるようです。
また、未成年の妊娠など、自分が妊娠していることを精神的に受け入れることが出来ず、無意識のうちに妊娠の兆候に気付かないフリをしてしまうというケースも報告されています。