被告は2015年12月、知人でトルコ国籍の無職少年(当時16)=少年院送致=と共謀し、酒に酔った30代女性を東京都北区のJR赤羽駅近くの多目的トイレ内で暴行した、として逮捕された。逮捕時から一貫して否認し、準強姦未遂罪で起訴されていた。
検察側は、女性の尻についた体液が被告のDNA型と一致したと主張したが、石井裁判長は「(性交とは無関係の)何らかの理由で付着した可能性があり、犯人の裏付けにはならない」と退けた。
逮捕容疑は、平成27年12月27日午前0時半ごろ、東京都内に住む30代の日本人女性を東京都北区のJR赤羽駅近くの公衆トイレに連れ込み、乱暴したうえ、現金9千円を奪ったとしている。プナルバシ容疑者らと女性に面識はなかった。
同課によると、プナルバシ容疑者らは昨年8月と10月に「親族間のトラブルがあり、トルコに戻れない」などとして難民申請をしており、審査中の期間に認められる「特定活動」の在留資格で日本に滞在していたという。