午前5時20分ごろ、横浜市瀬谷区の集合住宅の一室で、「母が父に包丁で刺された」と110番通報がありました。
警察が駆けつけたところ、この部屋に住むベトナム人、ジア・チ・タン・フオンさん(37)が階段の踊り場で血を流して倒れているのが見つかりました。ジアさんは、腹や背中を刃物で刺されていて重傷です。また、夫のベトナム人、グエン・ミン・トリイさん(39)も腹部を刃物で刺され、室内で倒れているのが見つかり重傷です。
部屋からは血の付いた包丁が見つかっていて、警察は、夫婦間のトラブルが原因とみて捜査しています。
日本で悪さをしている外国人というと、「中国人だろ」と考える人が多いかもしれないが、実はベトナム人が最多というから、ちょっと意外だ。
2015年の外国人の刑法犯の摘発件数のうち、ベトナム人は前年比1.3倍の2556件と、中国人の2390件、ブラジル人の1282件を上回った。殺人、強盗などの凶悪犯も少なくなく、総数142件のうちベトナム人は最多の34件という。
犯罪件数が増えているのは来日するベトナム人が急増しているからだ。日本政府観光局によると、今年1〜7月に来日したベトナム人の総数は約14万人で昨年より3割増。不法就労の摘発件数も12年の380件が15年は1160件とわずか3年間で3倍増だ。