16日、長野県上田市のし尿処理施設で爆発があり、作業員など合わせて3人が軽いけがをしました。施設側は17日、記者会見し、溶接作業で出た火が、し尿が通る配管内の気体に引火した可能性があるという見方を示し、警察と消防が爆発の原因を調べています。
16日午後3時ごろ、上田市常磐城にある周辺市町村のし尿処理施設、「清浄園」で爆発があり、施設の1階部分の窓ガラスが割れるなどして、バキュームカーでし尿を運ぶ作業をしていた53歳の男性作業員をはじめ、合わせて3人が軽いけがをしました。
事故を受け、施設の深町比呂志所長が17日に記者会見し、「作業員や住民の方々に多大なご心配とご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と陳謝しました。
清浄園(し尿処理施設)
清浄園では、家庭から収集されたし尿や浄化槽汚泥、また農業集落排水汚泥等を処理しています。 処理にあたっては、環境に配慮した運転に心がけ、臭いや放流水に細心の注意を払っています。
施設側によりますと、し尿からメタンガスが発生することがあるものの、爆発との関連はわからないとしており、警察と消防が爆発の原因を調べています。