10月4日午前、北海道白糠町の山林で、73歳男性が遺体で見つかりました。警察はクマに襲われたとみています。
記者(4日午後4時7分ごろ中継):「遺体が見つかったのはこちら、道東自動車道の白糠ICの近くで、あちらの畑の奥の方です」
遺体で見つかったのは、白糠町西1条北1丁目のアルバイト、松山浩さん(73)です。
松山さんは、3日午前6時すぎ、1人でキノコ狩りに出かけましたが、夕方になっても自宅に戻らず、警察などが4日朝から松山さんを捜索していました。
そして午前10時ごろ、白糠町茶路基線、縫別川そばで、うつ伏せで倒れている松山さんを見つけました。
松山さんの左太もも、首、頭の後ろの部分には大きな爪でえぐられたような跡があり、救急隊がその場で死亡を確認しました。
現場周辺には足跡や糞もあり、警察はクマに襲われたとみています。
三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日から12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢で発生した、クマの獣害(じゅうがい)としては日本史上最悪の被害を出した事件。六線沢熊害事件(ろくせんさわゆうがいじけん)、苫前羆事件(とままえひぐまじけん)、苫前三毛別事件(とままえさんけべつじけん)とも呼ばれる。
エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事態は終息した。