7日午前4時頃、北海道警岩内署に「妻を刺してしまった」と電話があり、同署員が北海道岩内町高台、会社員西京也容疑者(25)宅に駆けつけたところ、妻の梨奈さん(28)が居間のソファに倒れ、床に包丁が落ちていた。
梨奈さんは首の周りを数か所刺されており、同署は自宅にいた西容疑者を殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。梨奈さんは病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
西容疑者は「口論をしてカッとなり、殺そうと思って刺した」と供述しているといい、同署は殺人容疑に切り替えて詳しく調べる方針。現場は岩内町中心部に近いアパートの2階。西容疑者宅には1歳の長女がいたが、無事だった。
西容疑者は妻と娘と3人暮らしで、1歳の娘は寝ていてけがはありません。西容疑者は「酒を飲んで口論になり、カッとなって刺した」と容疑を認めています。
「しかし、人の感情のピークは長くても、せいぜい6秒程度と言われています。私たちがカッとなっても、実は6秒くらいしかそのピークは続きません。
つまり、最初の6秒さえ待てれば、最悪なリアクションをしなくてすむ可能性が高くなるというわけです。カッとなったら6秒待つ。このルールを実行すると、売り言葉に買い言葉という悪循環が減っていきます」
実際に6秒待つためには、カッとなった、イラッときた、ムカッときたらすぐにその場で、指で手のひらや太ももなどに、そのことを書いてみるとよいのだとか。
「その際に、自分に向けて気持ちを落ち着かせるフレーズを用意しておくとさらによいでしょう。たとえば、“大丈夫”“なんとかなる”“すぐに忘れる”などです」