Twitter Japanは10月13日、日本での「児童の性的搾取」への取り組みを発表した。2017年上半期に世界で凍結した、児童の性的搾取関連アカウントのうち、38%が日本のアカウントとみられるという。
Twitterは、児童の性的搾取(援助交際含む)を助長する画像へのリンクやコンテンツを規制。発見した場合は予告なく削除し、アカウントを永久凍結。凍結したアカウントの情報はNCMEC(全米行方不明/被搾取児童センター)に報告している。
2017年上半期に行った、児童の性的搾取に関するアカウントの凍結のうち、38%が日本のユーザーによるものとみられ、うちの98%は、第三者の通報ではなくTwitterが発見したケースだったという。この期間中、対象アカウントがTwitterの上でアクティブに活動していた時間は半減したとしている。
永久凍結されたユーザーは、新たに別のアカウントを持つこともできない。同社によると、児童の性的搾取に関する投稿でアカウント凍結されたユーザーが、新たに立ち上げたアカウントの50%以上は、初めてのツイートが行われる前に凍結したという。
2015年12月時点で、1カ月間にTwitterにログインした月間アクティブユーザー数は3500万人。世界全体では3億2000万人で、約1割が日本国内からのアクセスだった。単純計算するなら日本人のうち4人に1人が、Twitterユーザーとなる数値になる。日本法人ができた2011年3月は670万人だったので、5.2倍に増加した。2015年12月時点での増加率は、日本が世界トップだったという。