消費者庁は25日、コインパーキングの料金表示について相談が相次いでいるとして、注意喚起した。
「想定金額の10倍を請求された」という苦情もあり、同庁は「分かりにくい場合は業者に確認してほしい」と呼び掛けている。
同庁によると、景品表示法上の問題になり得るのは「最大料金」の表示。「24時間最大○○円」とだけ書かれている場合、適用が1度なのか、24時間以降も繰り返されるのか、利用者が判断できずトラブルになるという。
適用除外となる曜日や期間などがあるのに、料金表示から離れた場所に小さく書かれていることもあり、注意が必要とした。
NPCの「最大料金」最大料金について 最大料金とは、長時間駐車のご利用がお得になる料金システムです。「最大料金 駐車後●●時間」・「時間帯最大料金」・「当日24時まで最大料金」など、主に3種類あります。 最大料金は繰り返し適用されます。 最大料金の設定がない曜日・時間帯については、繰り返し適用されません。 ※駐車時間は最長48時間までとなっております。
24時間毎最大料金
入庫時刻に関係なく適用されます。 入庫されてから24時間以内は、最大料金以上は加算されません。 入庫開始から翌日にまたがったとしても制限時間以内は最大料金で駐車いただけます。 5時間毎最大料金・12時間毎最大料金などもございます。
◎曜日の料金設定がある場合は、入庫した曜日の料金になりますので、ご注意ください。
区間最大料金
入庫時刻により適用されます。
1区間と複数区間でのご利用にご注意ください。
◎曜日の料金設定がある場合は、入庫した曜日の料金になりますので、ご注意ください
当日最大料金
入庫当日中は、設定の最大料金以内でご利用できます。
0:00、25:00(1:00)、26:00(2:00)など、駐車場によって切り替え時間が異なる場合があります。
国民生活センターに寄せられた「最大料金」に関する相談は毎年100件を超える。ある利用者は、正月期間は1日最大料金の適用除外となる注意書きを見落とし、2日間で5000円程度と想定した料金が5万円にもなったという。