年末年始の6日間に別れた同棲(どうせい)相手に電話をかけ続けた女が5日夜、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された。女は去年この同棲相手に対する傷害事件で有罪となり執行猶予中だった。
逮捕されたのは、高知市桟橋通の無職・山本孝代容疑者(61)。警察によると、山本容疑者は、先月29日から今月3日までの6日間に75回にわたって高知・南国市に住む男性(40)に繰り返し電話をかけたストーカー規制法違反の疑いが持たれている。
山本容疑者は、この男性と同棲中の去年10月、ささいなことで口論になり男性の腹を包丁で刺した傷害の罪で逮捕され、先月27日には懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けたばかりだった。
警察の調べに対し山本容疑者は、電話をかけたことは認めているもののストーカー行為については容疑を否認しているという。
第二条 この法律において「つきまとい等」とは、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、当該特定の者又はその配偶者、直系若しくは同居の親族その他当該特定の者と社会生活において密接な関係を有する者に対し、次の各号のいずれかに掲げる行為をすることをいう。
五 電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールの送信等をすること。
第十八条 ストーカー行為をした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。