全国で5億円を超える被害が確認されている「副業あっせん」を名目とした詐欺事件で、リーダー格とみられる男ら2人が警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも住所不定無職の橋本直人容疑者(32)と、兄の真樹容疑者(33)です。
警察によりますと2人は仲間と共謀し、副業をあっせんするとうたったサイトを開設。
2014年12月から翌月にかけて、申し込みをしてきた埼玉県の34歳の女性に対し、「副業するための費用が必要」などと嘘を言って、現金およそ320万円をだまし取った疑いが持たれています。
取り調べに対し直人容疑者は黙秘し、真樹容疑者は「何のことかわかりません」と供述しているということです。
一連の事件の被害者は1500人にのぼり、被害総額は5億円を超えるということです。