京都高島屋(京都市下京区)で31日、100体限定で客1人2体までを条件に受注販売された人形を男性客1人がすべて購入し、ツイッターなどで「転売目的の買い占め」などと指摘する書き込みが相次いだ。
人形は今後製作されるが、同店は「転売目的かどうかを判断するのは難しい」とし、予定通り引き渡すという。
京都市の玩具メーカーが開発した「スーパードルフィー」と呼ばれる精巧な人形で、大きな瞳の美少女の絵で人気を集めた画家中原淳一(1913~83年)のデザイン画を再現した。白いブラウスに赤いスカートを身につけた「ロリーナ」という女の子の人形(約65センチ)で、価格は1体12万4200円(税込み)だった。
京都高島屋によると、午前10時の開店前に約200人の行列ができ、1人2体分の整理券を先頭から50人に配布。この50人が複数のブースに分かれて購入手続きを進めたが、男性1人が各ブースを訪れ、すべての人の代金をまとめて支払うことを繰り返したという。計1200万円を超えるとみられ、引き渡しは5月末の予定。
いや、ありえやんやろ
— ぽこ@tiara (@tiaracrown_) 2018年3月31日
1人で買い占めやん
1人で精算ずっとしてるよ???
100体全部この人が買ったよ?
ありえやん#スーパードルフィー#ロリーナ pic.twitter.com/W8dfJo4a0d