2日午後9時40分頃、東京都荒川区西日暮里の路上で、警視庁のパトカーが職務質問のため軽乗用車を停車させたところ、運転席の男が、助手席の男性の腹や足を刃物で刺した後、自分の喉を刺した。
荒川署地域課の30歳代の男性巡査長が制止しようとしたが、男に車内から右手を切りつけられた。男と、刺された男性は重傷。巡査長と後部座席にいた2歳くらいの男児も病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警視庁は男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、けがの回復を待って詳しい経緯を調べる。男と男性はいずれも50歳代の外国人とみられ、パトカーは軽乗用車を不審車両として追跡していたところ、中央分離帯に衝突して停車したという。
現場は西日暮里駅の北約150メートルの幹線道路沿い。
ここで意外なデータを紹介します。結論を先取りすると、日本は見方によっては「移民大国」です。OECDという先進国を中心に構成されている国際機関が集計している移民のデータベースを確認すると、「国内に1年以上滞在する人」を移民と定義した場合、日本が受け入れている移民の数は2015年の実績で約40万人です。これは驚くべきことに先進国で4番目です。1位は難民の受け入れ先となっているドイツ、2位はアメリカ、3位はイギリス、それに次ぐのが日本です。国際色豊かなイメージのあるカナダ、フランス、イタリア、オーストラリアよりも多く、先進国で4番目というのは多くの方にとって意外なデータではないでしょうか?