「北九州市の勝山公園です。日中は子供連れで訪れる人も多いこの場所で事件は起きました」
警察によりますと、15日午後5時すぎ、北九州市小倉北区の勝山公園で、8歳の女の子が一人で歩いていたところ、男に声をかけられました。
男は無理やり手をつなぎ90メートルほど園内を連れ回しましたが、女の子が別の通行人に「こんにちは」と大声で呼びかけると、手を離して立ち去りました。
その後、女の子とその父親から通報を受けた警察が近くで男を発見し、わいせつ目的誘拐未遂の疑いで緊急逮捕しました。
(中略)
逮捕されたのは、小倉北区の作業員・小野健二容疑者(41)で、当初は「キスしたり抱きつくためだった」と話していましたが、その後、容疑を否認しているということです。
▼ 防犯力を高めるあいさつの方法とは
「たかがあいさつ」と言うことなかれ。 あいさつはコミュニケーションの第一歩であり、相手を認識していることへの意思表示でもあります。地域とつながる役割もありますが、犯罪抑止力としても大きく働きます。
ですから、おざなりに声だけかけるのではなく、相手の顔を見て、しっかりと「おはようございます」「こんにちは」とあいさつすること。そして、自分から声をかけることがポイントです。
何度かあいさつを交わしていれば、徐々に会話も生まれるでしょう。あいさつをしたことがない人がウロウロしていたらすぐに気がつきますし、もしも相手が犯罪をもくろむ人間だったら「しまった!顔を覚えられた」と思い、躊躇するはず。
あいさつが、街の安全力向上につながるということです。