亡くなった大竹智之さんの妻が、弁護士を通じてコメントを出しました。
それによりますと、大竹さんの家族は31歳の妻と2歳の息子がいて、妻は妊娠7か月だということです。
大竹さんについて、妻は「まじめで優しく家族思いで、たくさんの友達がいて、一生懸命働く夫でした。マイホームを持つのが夢で、1年ほど前に念願のマイホームを建てました。最近では、8月に第2子が誕生することを喜んでおり、これからベビー用品をそろえよう。大きくなったらここに行こう。教育方針などについて、ゴールデンウイークの間に多くの話をしたことが忘れられません。今も、亡くなったことが信じられないという思いです。長崎から嫁いだ私にこちらに友達がいないことを気遣って、自分の友達を大勢紹介してくれました。私にとって、とてもすてきな自慢の夫です。夫の両親と3人で、冷たくなった夫に対面しましたが、体には深い傷がついており、『痛かったね。今来たからね』と声をかけて泣くことしかできませんでした。本当に苦しく無念でつらくて怖かったと思います。本当に私も子どもも夫が大好きで愛していました。『あなたが建てたこの家で強い母親になって頑張っていくよ』と伝え、夫には安心して休んでほしい。これからどうしたらいいのか。何を思い、どう考えたらいいのかわからないというのが現状の気持ちですが、ただ一つ思っているのは、犯人には重い罰を与えてほしいということです」とつづっています。
そして、当日、大竹さんがインターネットカフェに居合わせたことについては「夫は会社員としてのスキルアップのため資格試験や勉強をよくやっていて、家にいるとついリラックスしてしまうので、仕事が終わったあと漫画喫茶の個室や喫茶店などで勉強してから帰宅することがありました。とてもまじめで勉強熱心な性格が、こんな事件に巻き込まれる要因になってしまうとは考えてもみませんでした」としています。