男児(8)をエアガンで撃ち、軽傷を負わせたとして滋賀県警大津署は4日、同県野洲市小篠原の塗装工、細田直希容疑者(26)と、内縁の妻の小紫陽子容疑者(38)を傷害容疑で逮捕した。男児は小紫容疑者の次男で、同署は両容疑者の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は、細田容疑者は先月30日、大津市唐崎1の小紫容疑者の自宅で男児に向けてライフル型のエアガンを数発撃ち、左膝と右肩にすり傷など全治9日間の軽傷を負わせたとされる。その場にいた小紫容疑者は、射撃を止めなかったとしている。
男児が通う小学校がけがに気づき、連絡を受けた県の子ども家庭相談センターが大津署に通報していた。
大津市子ども家庭相談室によると、翌31日に次男が学校で担任教諭に「エアガンで撃たれた」と伝えて発覚。連絡を受けた県大津・高島子ども家庭相談センターが署に届けた。4日までに県が次男と長男、三男を保護したという。
同センターによると、長男が虐待されている恐れがあるとして、一昨年11月に子ども3人を一時保護し、その後は母親から定期的に相談を受けていた。