米国の有名ミスコンテスト「ミス・アメリカ」の主催団体は5日、今年の大会から水着審査を廃止すると発表した。セクハラや性被害を許さない「#MeToo(私も)」運動が広がり、100年近い歴史を持つミスコンも転換点を迎えた。
主催団体「ミス・アメリカ機構」が「もう出場者は容姿で判断されない」と発表した。全米50州などの大会を勝ち抜いた出場者は水着審査に代わり、審査員の質疑を受ける。出場者の知性や才能、社会的な影響などが審査対象になる。
自身も元ミス・アメリカで「ミス・アメリカ機構」のグレッチェン・カールソン理事長は米ABCテレビで、「私たちは出場者が達成してきたことや才能を祝福したい」と説明した。
「ミス・アメリカ」は、ビーチリゾートに観光客を招こうと100年近く前に始まったアメリカで最も長い歴史を持つ全米規模の美人コンテストです。50の州と首都ワシントンの代表が参加し、その様子は毎年、全国に放送されています。