東京都多摩市の工事現場で発生した火災で、東京消防庁などによると、作業員ら約40人が負傷し、このうち心肺停止が3人、重症者が22人いるとみられる。ほかにも逃げ遅れた人がいる可能性があり、同庁や警視庁多摩中央署が確認を急ぐと共に、出火原因を調べている。
26日午後1時50分ごろ、同市唐木田の工事現場から「黒い煙が出ている」と119番通報があった。東京消防庁などによると、午後4時50分すぎの時点で、建設中の地下3階、地上3階建てのビルの約1500平方メートルが焼けた。
施工業者によると、地下3階にあった断熱材から出火したとの情報がある。当時、約300人が作業していた。現場では平成28年10月から事務所ビルの建設工事が行われ、今年9月に完成予定だった。
現場は小田急多摩線唐木田駅から南西に約1キロのホームセンターや家電量販店が立ち並ぶ一角。現場には黒い煙が立ち上り、消防車両など70台以上が出動して消火や救助活動にあたっている。
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— taromame (@manekotaro2001) 2018年7月26日
多摩市唐木田。。火災。。
— shun (@shunpei1225) 2018年7月26日
びっくりして撮影。 pic.twitter.com/J1XqW6ByMo
多摩市唐木田尾根幹線大和証券データセンター付近で大火事です緊急車両とヘリの轟音すごい pic.twitter.com/UcQeoaONba
— とむやむ君 (@moqopichi) 2018年7月26日
工事を請け負っている安藤ハザマ首都圏建築支店によりますと、火災が起きた建物は鉄骨造りの地上3階・地下3階建ての「事務所ビル」で、建築面積は5361平方メートルだということです。
おととし10月に着工し、ことし9月に完成する予定で、90%程度工事が進んでいて、26日はおよそ300人が作業をしていたということです。
会社では、現地の状況や作業員の安全について確認を急いでいます。