東京都西東京市は6日、工事中だった市立田無小学校(西東京市田無町)の敷地内で、旧日本軍のものとみられる銃砲や刀剣など約2900点が埋まっているのが見つかったと発表した。既に自衛隊や警視庁が回収作業を終えており、市は適切に処分するとしている。
発表によると、銃砲などは、資材などを置く管理棟の移設工事中だった業者が先月27日、深さ1~2メートルの地中で発見した。市が自衛隊や田無署に連絡して調査したところ、小銃や機関銃などの銃砲約1400点、刀剣類約1200点、訓練用手投げ弾8点、銃砲弾約300点などが埋まっており、自衛隊などが3日までに回収したという。
市によると、破損や劣化が激しいが、危険性がないことを確認したとしている。埋められた経緯などは判明していない。回収作業中は児童の水泳指導や学校の開放を中止して安全を確保したという。住民の避難は行わなかった。
昭和16年、田無国民学校と改称、戦争の被害は田無小にもおよび、昭和20年4月には校舎も被災しました。(中島飛行機製作所が武蔵野市にあったことに大いに関係しています。)