2016年までの2年間で、産後1年までに自殺した妊産婦は全国で少なくとも102人いたと、厚生労働省研究班が5日発表した。全国規模のこうした調査は初めて。この期間の妊産婦の死因では、がんや心疾患などを上回り、自殺が最も多かった。 妊産婦は子育てへの不安や生活環境の変化から、精神的に不安定になりやすいとされる。研究班は「産後うつ」などメンタルヘルスの悪化で自殺に至るケースも多いとみて、産科施設や行政の連携といった支援の重要性を指摘している。 妊産婦の死亡例に関する国の統計は、出産時の大量出血などが対象で、産後うつの悪化などメンタル面の影響による自殺は把握されていない。研究班(代表=国立成育医療研究センター研究所の森臨太郎部長)が、国の人口動態統計をもとに、15~16年に妊娠中や産後1年未満に死亡した妊産婦357人を調べたところ、自殺は102人だった。ほかの死因は心疾患28人、脳神経疾患24人、出血23人など。
その結果、自殺した時期について、出産後、1か月は10人、2か月は6人、3か月と4か月は10人、5か月は4人、6か月は8人、7か月は9人、8か月は10人、9か月は13人、10か月は7人、11か月は4人、12か月は1人と1年を通して起きていました。
また、10万件の出産のうち自殺した母親の割合をみると、20歳未満が4.3、20歳から24歳が4.2、25歳から29歳が2.5、30歳から34歳が3.6、35歳から39歳までが8.0、40歳以上が8.3と35歳以上で高い傾向を示しました。
さらに、出産回数でみると、1人目が6.4、2人目が3.2、3人目が2.3、4人以上が4.2となり、初産の女性で高い傾向がありました。
産前から育児シュミレーションを重ね、産後は体力回復に努めていたのに、それでも産後うつを発病してしまう事はあります。
それは誰のせいでもありません、ホルモンのいたずらにより引き起こされてしまうんです。
産後うつにかかってしまうと、自分を責めてしまう人が多いんですが、自分を責める必要は全くないんです!!決してあなたのせいじゃない。
そして辛いのに、家事に育児に頑張っていませんか?頑張る必要なんてないんです!!あなたには今休養が必要なんです。
まず産後うつを発病してしまったら、誰かに相談してみましょう。誰かに悩みを相談するだけで、気持ちが楽になるかもしれません。産後うつの早期発見に繋がるかもしれません。一人で悩む事が一番NGです!!
産後うつの有効な対処方としては、頑張りすぎないこと!!休養をとる事!!この2点に限ります。
そして何より一番重要な事は、早くに治療を行う事です。周りが理解してくれなければ、一人でも病院に受診する事をおすすめします。