大阪府警富田林署で留置中だった樋田淳也容疑者(30)が逃走し、加重逃走容疑で逮捕された事件で、山口県警は30日、同県周南市で樋田容疑者が身柄を確保される直前まで一緒にいたとみられる住居不定、無職の東浩司容疑者(44)を占有離脱物横領の疑いで逮捕し、発表した。東容疑者は「樋田容疑者という認識はなかった。知ってびっくりしている」と供述しているという。
東容疑者の逮捕容疑は、7月下旬から8月上旬までの間に、和歌山県橋本市内に放置されていた大阪府高槻市の販売員男性(25)の自転車1台を横領したというもの。
大阪府警と山口県警は、樋田容疑者と東容疑者は約3週間にわたり行動をともにしていたとみて、足取りを調べる。
大阪府警富田林署から逃走した無職、樋田(ひだ)淳也容疑者(30)が山口県周南市で発見された事件で、富田林署捜査本部は30日、加重逃走容疑で逮捕した後の樋田容疑者の写真を公開した。
逃走後、49日経って逮捕された樋田容疑者は、丸刈りで口元やあごにひげを生やし、日に焼けていた。
樋田容疑者は、5月25日に盗品等保管容疑で逮捕されたのを皮切りに、計4回逮捕され、富田林署に勾留されていた。先月12日の逃走事件発生後、捜査本部は樋田容疑者を全国に指名手配し、勾留中に撮影された容疑者の顔写真などを公開してきた。