8日夕方、鹿児島市の平川動物公園で、飼育員の男性がホワイトタイガーに襲われ病院に搬送されました。飼育員は搬送時、心肺停止の状態だったということです。
鹿児島市消防局によりますと、8日午後5時すぎ、平川動物公園から「男性職員がおりの中で動物にかまれた」と119番通報がありました。消防が駆けつけたところ、40歳の飼育員の男性がホワイトタイガーのおりの中で、首から血を流して倒れていて、病院に搬送される際、心肺停止の状態だったということです。
平川動物公園では、4頭のホワイトタイガーが飼育されていて、飼育員をかんだとみられるホワイトタイガーは、消防が到着した際、麻酔銃で眠らせていたということです。
ここ数日でめっきり秋らしくなってきた平川動物公園です。それでも南国鹿児島だけあって日中の日差しは暑く感じます。ホワイトタイガーも水浴びしていましたが、顔をのぞき込んでみると体温調節のためか少しだけ舌を出していました。いつもの凛々しい顔が少しチャーミングに見えた瞬間でした☆ pic.twitter.com/NW6I4RuHzI
— 鹿児島市平川動物公園 (@hirakawazoo) 2018年9月26日
白化型(ホワイトタイガー)
ホワイトタイガー(英語版)とはインドに生息するベンガルトラの白変種で、アルビノとは異なる白化型であり、正式名は「ベンガルトラ白変種」という。ホワイトタイガーは、普通のトラでは黄色になる部分の毛が白色もしくはクリーム色で、黒い縞模様の部分も色が薄い。縞模様は個体によっては茶色だったり、または縞がないかあっても極めて薄いスノーホワイトと呼ばれるパターンもある。虹彩の色は青である。白化型の遺伝にはメンデルの法則が当てはまるとされる。かつてはインド北部や中東部に数頭いたといわれるが、トラ全体の数が減ってしまった現在では全世界でも250頭あまり、国内には30頭ほどしかいない希少種で、飼育下でしか目にすることができない。
アムールトラの白化個体に関しても目撃情報はあるが、確かな記録はない。
ホワイトタイガーはインドでは神聖なものとされ、中国及び日本でも白虎として崇められた。また近年ではサーカスの目玉として脚光を浴びる事もある。現在、日本では各地の動物園やサファリパークなどで20頭前後が飼育されている。
鹿児島市消防局によると8日午後5時すぎ、鹿児島市平川町の鹿児島市平川動物公園の職員から「職員がホワイトタイガーに襲われた」と119番通報があった。
鹿児島南署によると、動物園の職員古庄晃さん(40)が首から血を流して倒れており、市内の病院に搬送したが、その後死亡が確認された。発見当時は閉園後で、客にけがはなかった。
消防局によると、救急隊員が園に到着した時には展示用の飼育室のおりの中で古庄さんが倒れ、襲ったとみられるホワイトタイガー1頭も麻酔銃で眠らされている状態だったという。
同動物園によると、園ではホワイトタイガー4頭を飼育しており、このうちの1頭が古庄さんを襲ったとみられる。園を設置した鹿児島市によると、2011年に民間会社からホワイトタイガーを園に贈られたのを機に飼育を始めたという。園のホームページによると開園時間は午後5時まで。
ホワイトタイガーはインドなどに生息するベンガルトラの白変種で、1950年代に初めて見つかったとされる。国内でも各地の動物園が飼育しているが、近親交配の結果、関節の形成不全といった障害がある個体が生まれたり、一般的なトラより短命だったりすることが少なくない。
勤務先: 鹿児島市平川動物公園
以前の勤務先: カドリードミニオン
以前の勤務先: 再春館製薬所
出身校: 高知大学
福岡県立京都高等学校に在学していました
鹿児島県 鹿児島市在住
福岡県 行橋市出身