11日午前1時50分ごろ、岡山県津山市河辺の国道53号で、パトカーが追跡中の乗用車が信号待ちをしていた大型トラックに追突して炎上。約20分後に消し止められたが、乗用車を運転していた女性が死亡した。トラックを運転していた同県美作市の男性(49)も軽傷を負った。
津山署によると、亡くなったのは津山市の50代の女性とみられる。女性から「家庭内でもめている」との110番通報があり、署員が駆けつけたところ、女性はおらず、女性の夫から「妻が車で外出したまま戻らない」と捜索依頼を受けた。同署が女性を捜していたところ、パトカーが女性の運転する車を発見した。
停止を呼びかけたが走行を続け、前方に止まっていた大型トラックに追突したという。同署は「現時点で追跡行為に問題はなかったと考えている」と話している。
津山署によると、同日午前0時15分ごろ、この女性から「家庭内でもめ事が起きている」と110番があり、署員が自宅に急行。女性が車で家を出ていたため、夫から捜索依頼を受けた署員がパトカーで捜索した。
自宅付近で車を発見し、赤色灯を付けて停止を求めたが応じず、車が信号を無視して走行したため、サイレンを鳴らして追跡。パトカーは最終的に約50メートル離され、車は発見場所から東に約4キロの地点で、事故を起こしたという。