9日午後8時ごろ、東京都立川市西砂町5の住宅で「白人男性が首から血を流している」と110番があった。警視庁立川署員が駆けつけると、30代とみられる外国人男性が倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。同署は現場にいた自称、江東区塩浜2の会社員、斎藤ありあ容疑者(27)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。同署は2人の間に交際トラブルがあったとみて、殺人容疑に切り替えて捜査する。
逮捕容疑は9日午後8時ごろ、男性の首を包丁で刺すなどして殺害しようとしたとしている。斎藤容疑者は「交際相手の男性を刺した」と容疑を認めているという。
同庁によると、現場には血のついた包丁1本が落ちていた。男性が刺される前に呼んだ知人男性らが斎藤容疑者の身柄を押さえ、通行人に通報を頼んだという。死亡した男性は米軍横田基地の関係者との情報もあり、警視庁は身元の特定を急いでいる。
横田基地を理解する上で、そのホストユニットである第374空輸航空団の任務を知ることが重要である。横田の場合、基地管理部隊と運用(作戦)部隊が統合されていることが特徴であり、そのことが全体の運用を良好にしている面がある。
横田には、テナントユニットを含めると幾つかの司令部があり、各ユニットごとに司令官がいるのだが、横田基地司令官といえば第374空輸航空団司令官を意味する。