干潮時だけ道が現れる香川県・小豆島の観光名所「エンジェルロード」の途中の小島に、立ち入り禁止の看板が現れた。
土地の賃料などを巡り、地元の土庄(とのしょう)町とトラブルになった小島の所有者が設置したものだが、観光客から地元観光協会に1日20件以上の苦情が寄せられる事態になっている。
町は平成27(2015)年以降、島の賃料などとして男性に年間約40万円を支払ってきたが、男性は賃料の増額や、安全面から観光客に島の岩を登るのをやめさせるよう町に求めていたという。
エンジェルロードは小豆島と大余島をつなぐ約500メートルの砂州の道。「恋人の聖地」として町などが約15年前にPRを始めた。関西や海外などから年間20万人以上が訪れている。