19日午後2時10分頃、岐阜県白川町の黒川で、同県美濃加茂市の県立高校2年・安江豪馬さん(17)の姿が見えなくなったと、一緒に泳いでいた同級生から119番があった。
駆けつけた県警加茂署員が約600メートル下流の浅瀬(水深約1メートル)に沈んでいる安江さんを発見。美濃加茂市内の病院に搬送したが、約2時間後に死亡が確認された。死因は溺死だった。
発表によると、安江さんは、高校の同級生ら13人で午後1時頃から黒川で泳いでいた。川に流された友人のサンダルを捜しに下流へ泳ぎ出し、姿が見えなくなった。未明までの大雨で川の水量は増していたという。
名古屋地方気象台によると、瑞浪市では18日午前8〜11時の間に1時間当たり50〜60ミリの非常に激しい雨を記録したが、その後いったんやみ、夕方に再び短時間の激しい雨があったという。同社では降り始めからの連続雨量が270ミリを超えると通行止めの措置を取るが、18日は基準値以下だったため、担当者は「土砂崩れは想定していなかった」と話す。予報では、20日にも1時間に30〜50ミリの激しい雨が降る可能性があるという。