特徴
オオシロカラカサタケはカサの直径が5〜25cm程の中型〜大型のきのこで表面の色は名前の通り、白色。幼菌時は黄土色または淡い褐色をした表皮に包まれていますが、成長すると共に表皮は裂けて、カサの表面にササクレ状になって残ります。カサの形は幼い時は球形をしており、饅頭型に変化した後に、やがて平らに開いていきます。
ヒダは幅が広く、密に並んでおり、幼い時は白色ですが、やがて濁った青緑色を帯び、成熟すると暗オリーブ褐色に変色していきます。
オオシロカラカサタケのツカは長さが10〜25cmと長く成長し、上部には可動性のツバが見られます。また、根元に近づくほどに太くなっており、基部は更に大きく肥大化しています。ツカの中身は空洞で、表面の色は白色ですが、やがて褐色を帯びていきます。
オオシロカラカサタケの肉は白色ですが、傷がつくなどすると赤褐色に変色するという性質を持ち、やや、カブトムシのような土臭いニオイがあります。
毒
オオシロカラカサタケは食べると嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状がでる、毒キノコです。
その毒性は強く、オオシロカラカサタケは食べた事で救急車で運ばれ、生死の間をさまよったという報告もあります。