愛知県警は18日、天白署が住居侵入容疑で現行犯逮捕した名古屋市名東区の会社員の男(67)が、連行したパトカー内で意識不明となり、病院に搬送されたと発表した。
署によると、18日午後4時半ごろ、名古屋市天白区の70代の女性から「酔っ払いが自宅に入ってきた」と110番通報があった。駆けつけた警察官が、女性宅の庭にいた男を現行犯逮捕し、パトカーで署まで連行。署の駐車場に着いた時に意識を失ったという。
男は病院で、くも膜下出血と診断された。署は「適切な職務執行だったと考えている」とコメントした。
くも膜下出血では、脳卒中の初期症状でよく言われる痺れや麻痺、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの症状は、あまり起こりません。
くも膜下出血を発症した人のうち、社会復帰できるほどに回復するのは、たったの3〜4割と言われています。それ以外の人は、すぐに、または処置後しばらくして亡くなるか、ひとりでは生活できないような重い障害を残しています。
くも膜下出血の元になる動脈瘤は、普通の健康診断では発見できません。働き盛りの人に突然襲い掛かる不幸を防ぐには、日頃から脳ドックを受けるなどして、動脈瘤の早期発見や予防を意識しておきましょう。
「まだ若いから」「会社の健康診断で何の問題もないから」といっても、油断は大敵ですよ。