小学生の息子と娘の計3人に万引きをさせたとして、兵庫県警は8日、神戸市中央区に住む飲食店アルバイトの母親(32)を窃盗容疑で逮捕した。
「子どもが万引きしたのはわかっていたが、自分は関係ない」と容疑を否認しているという。
発表では、母親は7日夜、同区のスーパーで、自分の子ども3人(7〜10歳)にスナック菓子や野菜など139点(約1万円相当)をベビーカーに積み込ませて店外に持ち出させ、盗んだ疑い。3人は母親に連れられて来店。ベビーカーに商品を載せたまま外に出たのを客が見つけ、店側に知らせた。母親はレジで別の商品を精算中だったという。
県警は、3人が幼いことに加え、店内の防犯カメラに母親もベビーカーに野菜を積み込む様子が映っていたため、万引きは母親の指示で行われたと判断した。県警は3人を児童相談所に通告する方針。
女は「自分だけでなく子供たちも万引していた」などと供述しており、同署は詳しい状況を調べている。