自動車盗難の実態
犯罪グループが犯行に関与
犯罪グループが組織的に関与し、犯行に及んでいるものがあります。
ヤード等で不正に解体
犯罪グループにより盗まれた車両は、ヤードに運ばれ、不正に解体されているものがあります。
※ヤード
警察では「周囲が鉄壁等で囲まれた作業所等であって海外への輸出等を目的として、自動車等の保管・解体、コンテナ詰め等の作業のために使用していると認められる施設」をヤードと呼んでいます。
海外へ不正に輸出
盗難被害に遭った自動車は、解体されて中古部品として海外に不正に輸出されているものがあり、実際に海外において日本で盗難被害に遭った自動車の部品等が多数発見されています。
他の車両と合体させて販売・流通
解体した自動車盗難を他の車両と合体させて真正な車両として不正に登録を受け、販売・流通させる例があります。
組織犯罪等の資金源となっている
盗んだ自動車やカーナビ等を販売して利益を上げるなど、暴力団や犯罪組織の資金源となっているものがあります。
盗んだナンバープレートを他の犯罪に利用
警察の捜査を逃れるため、盗んだナンバープレートを別の車両に取り付け、他の犯罪を行うときに使用する場合があります。