27日午後10時20分ごろ、北海道登別市若山町2の道道で、横断歩道を渡っていた近くの専門学校生、森口修平さん(19)が乗用車にはねられ、頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。道警室蘭署は28日、乗用車を運転していた同市美園町4、会社員、藤森雄三容疑者(39)を自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の両容疑で逮捕した。
同署によると、藤森容疑者は「酒を飲んで赤信号を見落とした」と供述しているという。直前に別に走行していた車と追い越し合いになり、制限速度を超えるスピードを出していたといい、危険運転に当たる疑いもあるとみて捜査している。藤森容疑者の呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出された。
藤森容疑者は家族とその知人の3人で市内の居酒屋で飲食し、帰宅する途中だった。藤森容疑者は現場から約4キロ手前で別の車に追い越された後で、抜きつ抜かれつを繰り返したという。途中で互いの車が接触し、別の車が藤森容疑者をさらに追いかけようとしたところ、事故が起きたという。