北朝鮮の木造船が立ち寄った北海道松前沖の無人島の建物から、家電製品などがなくなっていたことがわかり、警察などが12月4日午前も、乗組員から事情を聴くとともに、島を調査しています。
三宅真人記者:「島の管理人が、自ら島の状態がどうなっているのか、島に向かいました」
北朝鮮の男性10人が乗る木造船は11月末、松前町沖で見つかり4日、警察などが函館湾で事情を聞いています。
船には、立ち寄った島から持ち出したとみられる家電製品があることがわかっているほか、3日、警察などが島に入り状況を調査しました。
関係者によりますと、島にある建物が何者かに荒らされ、船外機やテレビバイクなどがなくなっていたということです。
また一管本部によりますと、島の灯台のソーラーパネルが一部無くなっているほか、灯台に付属する建物のシャッターのかぎが壊され、何者かが侵入した痕があることが分かりました。
海上保安庁などによる木造船への11月3日の立ち入り検査は午後3時で終了し、3日は、乗組員に"コメ"を渡したということです。
これまで、船内からは船外機やテレビなどの家電製品が見つかっていますが、捜査関係者によりますと、海上保安庁が船を確認して以降、船から何かが海に捨てられたということです。